2007年10月16日

ボクの話

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ボクには優しいママと沢山の兄弟がいた。

兄弟たちと喧嘩をしたりもしたけど
家族みんなで楽しく暮らしていたよ。
なのに、ある日突然のお別れ。

こんな事になるとは夢にも思っていなかったから
何処に連れて行かれるのか凄く不安で怖くて泣き叫んだんだ。

でも、、、無駄だった、、、



こうやって人間のパパとママとの暮らしが始まった。

ボクは人間の言葉なんか知らなかったから
パパやママが何を言ってるのかも分からなくて
毎日「元のお家に帰れますように」って神様にお願いしてた。


いつまで待ってもお迎えは来なかった・・・


人間のパパとママはボクにとっても優しくて
人間の言葉も教えてくれたし
人間界のルールも沢山教えてくれたんだ。

だから、ボクは犬のママや兄弟たちのことは次第に忘れて
人間のパパとママとの生活に馴染んでいった。

慣れてみれば、人間との暮らしもそんなに悪いものじゃなかったしね。
大事にされて、愛されて、ボクは幸せだった。


こんな暮らしが続いたある日、
ママに「お兄ちゃんになるのよ」って教えられたんだ。

ボクは嬉しかった♪
弟か妹かは分からなかったけど
でも、お兄ちゃんだから優しくしてあげようと思ったし
たくさん遊んであげようって決めてた。


でも、お兄ちゃんって、そんなに楽しいものじゃなかったんだ・・・


お兄ちゃんになった途端にパパもママも
ボクとは全然遊んでくれなくなっちゃった。

いつでも赤ちゃんが優先。
ボクはお兄ちゃんだから後回し。


でもボクは頑張ったよ。
お兄ちゃんだからね。
パパやママともっと遊びたかったし
ボクだって甘えたりしたかったけど、我慢したんだ。

それにボクも赤ちゃんと遊べる日を楽しみにしていたし・・・



ところが、ある日
パパとママが困った顔をして相談してたんだ。

どうやら赤ちゃんが「アレルギー」っていう病気になったらしい。


大事な赤ちゃんが病気なんて大変だ!

ボクはまた神様にお願いしたよ。
「ボクが病気になっても構いません。
 だから赤ちゃんを助けてあげて下さい!」って。

毎日、毎日、神様にお願いしたんだ。


でも赤ちゃんの病気は全然良くならなかった・・・


パパとママは病院の先生に
「犬が原因の1つかもしれません」って言われちゃったって
ある日、泣きながらボクに話をしてくれたんだ。


ドウシタライインダロウ???


パパとママはいろいろと考えた結果、
「犬の毛が良くないのかもしれないから・・・」って
ボクを全身丸刈りにすることにしたんだ。

ボクは茶色いフワフワした毛が自慢だったんだけど
でも、赤ちゃんの病気のためだから「いいよ!」って賛成した。


でもね、ボクが丸刈りになったくらいじゃ
赤ちゃんのアレルギーってやつは良くならなかったんだ。


全身痒くて真っ赤になった赤ちゃんを見ながら
パパとママは何かを相談してた。


そして、、、


ボクは【動物愛護センター】っていうところに連れて行かれたんだ。

大好きなパパやママ、そして赤ちゃんとお別れするのが嫌で
ボクは泣き叫んだよ。

犬のママや兄弟とのお別れ、
そして人間のパパやママ、赤ちゃんとのお別れ。

どうして好きな人たちとお別れしなくちゃならないの?
神様、どうしてボクを悲しい目にばかり遭わせるの?
ボク、悪い事してないよ・・・
一生懸命に良い子にしてたのに・・・


パパが「子供にアレルギーが出て飼えなくなりました。
    処分して下さい」って言ってるのが聞こえた・・・

ウソだよね?
処分って、ボク殺されちゃうの??



ドウシテ? ドウシテ?



遠ざかるパパとママの背中に向かって
「置いて行かないで!!!!!!」って叫んだ。

声が枯れるほど叫んだ。

ボク、もっと良い子になるから、
だからボクを置いて行かないで・・・

神様、お願い・・・





でも、パパもママも振り向いてはくれなかった。



ボクはとうとう独りぼっちになったんだ。


「ショブンしてください」・・・

そのパパの言葉が頭の中をグルグル回ってた。


怖かった。


ボクは死にたくない!
お家に帰りたい!!


ダレカ、タスケテ・・・ ボクヲ、タスケテ・・・







ディーンは人間の言葉が分かりません。
だから、本当のことは誰にも分かりません。

でも、子供のアレルギーという理由で
センターに元の飼い主が持ち込んだのは事実です。

そして、極限の恐怖と孤独を味わったディーンは
自分で自分の尻尾を咬むという自虐行為にでてしまいました。

ディーンはとても賢い子なので
自分の置かれていた立場を理解していたんだと思います。


幸いにもディーンはCATNAPの手によって引き出され
「命」をつなぐことが出来ました。


尻尾の傷は手術をしたので
次第に良くなるとは思いますが
ディーンが心に受けた傷は簡単には癒せないと思います。

でもディーンは毎日一生懸命に生きています。

一度は信じられなくなった人間を
もう一度信じようと必死です。


そんなディーンの心の傷も含めて
全てを受け入れてくれる
心の広い里親さんを探しています。


ディーンに関するご質問は直接Jenny。までどうぞ。
件名は「ディーンに関する質問」とお書き下さい。
jenny2003@infoseek.jp



悲しい話は今日でおしまい!
明日からはディーンの魅力を皆さんにお伝えしていきま〜す(^^)

ディーン、Jenny。に任せてね♪
君にはとびっきりに優しくて素敵な里親さんを見つけてあげるから!

涙を拭いて、さぁ、前進あるのみぃ〜っ!!!!!
posted by Jenny。 at 00:00| Comment(4) | 保護犬 Dean(ディーン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
子供がアレルギーだからってセンターに持ち込みするなんて、里親を捜すとか他の方法を考えられなかったのでしょうか。悲しいです。
ディーンくん、もう何も心配はいらないからリラックスして、素敵なご縁を見つけようね。前進あるのみぃ〜っ!!ですね。
Posted by keiko at 2007年10月17日 12:45
keikoさん、世の中、理解できない事って起こるものですね・・・。でも、そんな無責任な飼い主の元で楽しくもない一生を送るより、ここでリセットして本当の赤い糸を探した方が良いに決まっているものね♪
ディーンが心の底から幸せを感じられるような素敵な里親さんを見つけられるように応援をお願いしまーす!!
Posted by Jenny。 at 2007年10月17日 21:44
悲しい現実は、まだまだたくさんあるんですよね。
飼えない事情は否定できないけど、その犠牲になるのがワンコやニャンコだけというのは、おかしいですよね。
ディーンくんの、つぶらな瞳にほれ込むステキな里親さんが、きっとどこかにいるはずです。応援してます!
Posted by くみこ at 2007年10月18日 10:11
くみこさん、応援有り難うございます!それぞれに事情があるにせよ、犬(猫)が【命】であるという認識が薄すぎるのではないでしょうかねぇ〜。人間の家族より犬を大事にしろとは言いませんが、命の重さは平等です。どうしてセンターに処分を依頼できるのか理解できません。
ちなみに私も犬アレルギーです(^^)程度の差はあれど、工夫次第で共存が可能になる例もあるとみなさんに知って頂きたいです!
Posted by Jenny。 at 2007年10月18日 22:10
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